オシャレなママ・パパに人気のブランド「サイベックス」
この記事では初めてでもサイベックスのベビーカーを把握できる内容をお届けします。
ということで、【サイベックスのベビーカーの種類と違い】をお伝えします。
実際にメーカーに問い合わせたり、足を運んで分かった情報です。
各モデルの特徴や似た機種との違いなど解説しているので、何でも聞いてください。
目次
サイベックスってどんなベビーカー?
- ドイツのベビーブランド
- 見た目の高級感、オシャレさ
- 重さがあり安定感重視
- 三つ折り収納
ちょっとお高めですが、軽量化して安っぽくなっている日本のベビーカーに対して、サイベックスは重さがあり見た目の高級感があるベビーカーです。
最軽量でも5.8kgなので女性が持ち運ぶにはややしんどい重さです。(頻繁にベビーカーを持って階段の上り下りをするには不向き)
スペックの特徴としてはすべての機種で「三つ折り」できること。かなりコンパクトに収納できます◎
サイベックス ベビーカーの種類と違い
サイベックスのベビーカーは3つのグレード「プラチナム」「ゴールド」「シルバー*日本未発売」に分類されていますが、選ぶ際には月齢とスペックで検討すればOKです。
▼現在、日本で購入可能なベビーカーは以下の通り
A型 | 1か月~3歳頃(15kg) | メリオ(両対面) |
1か月~4歳頃(22kg) | オルフェオ(背面)
ミオス(両対面) プリアム(両対面) |
|
B型 | 6か月~22kgまで | リベル
アヴィ |
A型⇒【イージーS2、イージーS ツイスト2】
B型⇒【イージーS、イージーS B2】
メリオだけは月齢が3歳頃(17kg)までとなりますが、同じA型ベビーカーとして比較していきます。
B型ベビーカーはすべて背面式。
リベルが人気なので、リベルと比較してその他の機種も解説していきます。
サイベックスのA型ベビーカーを比較
サイベックスのA型ベビーカーは、現行モデルが4種類あります。
- メリオ
- ミオス
- プリアム
- オルフェオ(背面式)
それでは1つずつ特徴と違いを見ていきます。
メリオ
- 生後1か月~3歳頃(15kg)
- 両対面(シート切替)
- ストレートフレームで押しやすい
- カーボンとアルミを選べる
- 3つ折りコンパクト
メリオは日本向けに開発され、5.8kgとやや軽量かつ走行性能を重視したベビーカー。
サイベックスのオシャレさを残しつつ、日本のニーズに合わせた1台となります。
POINT:ストレートフレーム
ハンドルを押した力がそのまま前輪に伝わるので、スムーズな走行性を実現。
POINT2:コンパクト&3つ折り収納
対面・背面どちらでも折りたたみ可能です。
よく比較されるミオスよりも一回り小さい設計ですが、折りたたみ時に両手を使います。
POINT3:カーボンとアルミを選べる
メリオはフレーム素材が【カーボン】と【アルミ】の2種類。
カーボンは「軽くて強い」の一言に尽きます。耐久性があり錆びないのが特徴です。カーボンは雨風にさらされても錆びないのが1番の魅力だと思います。
それに対してアルミは耐久性に劣りますが、その分、値段が安いです。
ミオス
- 生後1か月~4歳頃(22kg)
- 両対面(シート切替)
- 4輪すべてにサスペンション
- 足置き付きフットレスト
- 片手で開閉できる
- ハーネスの調節が簡単
先に紹介したメリオと比べて、ミオスは全体的に上品な機種です。細部のパーツにフレームと同じカラーを取り入れ、高級感のあるデザインに仕上がっています。
スペック的には「4輪すべてにサスペンション」「足置き付きフットレスト」が大きな違いになります。
POINT:タイヤとサスペンション
4輪すべてにサスペンション&ボールベアリングありで、振動軽減かつスムーズな走行性を実現しています。タイヤサイズは前輪15cm・後輪16cmと後ろタイヤが少し大きいことで安定感をプラス。
その他、「フットレスト」や「片手で折りたたみ可能」などメリオよりも使い勝手がいいベビーカーと言えます。
メリオとミオスの詳しい違いは別記事(⇒メリオとミオスの比較)を見てください。
プリアム
- 両対面(シート切替タイプ)
- 安定の走行性
- ハンドルの高さ調節(98cm~116cm)
- シングルタイヤ(前輪20cm、後輪30cm)
- 一般的な改札は無理
- かなり重い(12kg)
プリアムはCYBEXベビーカーの最上位モデル。
タイヤもかなり大きく、本体サイズ・重量ともに大きいので安定した走行ができます。プリアムは完全に海外のニーズ(重量感と安定性)に寄り添った機種です。
幅が60cmなので一般的な改札は通れません。公共交通機関を利用する方はやめておきましょう。
オルフェオ|新発売の背面式
- 生後1か月~4歳頃(22kg)
- 背面式
- 3つ折り(肩掛けストラップ付)
- ワンプルハーネス搭載
2023年4月に新発売された「オルフェオ」は背面式ベビーカー。
コンパクトな3つ折りはもちろん、肩掛けストラップ付きで持ち運びしやすいのも◎リクライニング4段階(117°/ 123°/ 134°/ 155°)、フットレスト2段階と使い勝手も申し分ない仕上がりです。
オルフェオはA型ベビーカーでありながら、セカンドベビーカーのように使える機種といった仕上がりになっていて、価格帯も日本のベビーカー市場に合わせてきたなという印象を受けます。(関連記事:リベルとオルフェオの違い)
【比較表】
サイベックスのA型ベビーカー4機種を比較します。
*横スクロールできます
月齢 | 走行 | サイズ(cm) | 重量 | リクライニング | タイヤサイズ | サスペンション | シート高さ | ハンドル角度 | フットレスト | バンパーバー | 帆 | 折りたたみ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メリオ | 生後1~3歳頃(15kg) | 両対面 | 開:W49×D82×H96.5~107 閉:W49×D54×H69 |
5.9kg | 107°/ 123°/ 139°/ 166° | 16.5cm | 後輪 | 52cm | 3段階 | なし | あり | XXL 窓2 |
3つ折り(両手) 自立 |
ミオス | 生後1~4歳頃(22kg) | 両対面 | 開:W50×D85×H98~108 閉:W50×D33×H76.5 |
10.2kg | 115°/ 132°/ 155°/ 170° | 15cm 16cm |
4輪すべて | 50cm | 3段階 | 2段階 | あり | XXL 窓2 |
3つ折り(片手) 自立 |
オルフェオ | 生後1~4歳頃(22kg) | 背面 | 開:W52×D77×H102 閉:W47.5×D15.5×H52.5 |
6.1kg | 117°/ 123°/ 134°/ 155° | 12.5cm 14cm |
前輪 | 45cm | なし | 2段階 | なし | XL 窓2 |
3つ折り(片手) 自立 |
プリアム | 生後1~4歳頃(22kg) | 両対面 | 開:W60×D95×H96.5~116 閉:W60×D95×H36.5 |
13.2kg | 110°/ 135°/ 155°/ 170° | 20cm 30cm |
4輪すべて | 58cm | 長さ調節可能 | 3段階 | あり | XXL 窓2 |
3つ折り(片手) 自立 |
両対面なら「メリオ」
メリオは両対面かつ5.9kgと軽めなので、日本人向けのベビーカー。カーボンフレームは耐久性があり錆びにくいのも◎
月齢が3歳頃(~15kg)までという点はご注意を。(日本の男の子:3歳6か月の平均体重が13.6kg)
背面式でコンパクトになる「オルフェオ」
A型ベビーカーかつ、持ち運びしやすいのが特徴のオルフェオ。2023年発売ながらすでにサイベックスのメイン機種といってもいいほどに売れています。
サイベックスのB型ベビーカーを比較
生後6か月から使えるサイベックスのB型ベビーカーは全4種類。すべて背面式です。
- リベル
イージーS B2イージーS- アヴィ
イージーシリーズは廃番になりました。
そのためサイベックスのB型ベビーカーは実質「リベル」一択の状況です。
リベル
- 走行性◎
- 折りたたみコンパクト(自転車のカゴにも入る)
- 前輪サスペンション
- リクライニング&レッグレスト調節可
リベルは走行性が素晴らしくスイスイ押せるのが魅力的。
タイヤロック(ストッパー)が、ロックも解除も上から押すタイプで真ん中に一つだけなので使いやすいです。
そして何と言っても【コンパクトな折りたたみ】
自転車のカゴに入るサイズで、車だと座席の足元に収納できます。いちいちトランクを開ける必要がないのは地味に便利です。
前輪サスペンションあり、レッグレスト2段階などB型ベビーカーとしてはかなりハイスペックな機種だと言えます。
アヴィ
- 一緒に走れる
アヴィはサイベックスのスポーツコレクションです。
海外では一般的なベビーカーを押しながらランニングできる「バギーラン」を楽しめる1台。
日本ではやってる人は少ないですが、産後の運動不足を解消するために散歩ではなくランニングしたい方におすすめです。
【比較表】
現行モデル「リベル」と廃番になった「イージーS B2・イージーS」を比較します。アヴィはランニングできるベビーカーで毛色が違うので、比較からは省きました。
*横スクロールできます
月齢 | 走行 | サイズ(cm) | 重量 | リクライニング | タイヤサイズ | サスペンション | シート高さ | フットレスト | バンパーバー | 帆 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リベル | 生後6~4歳頃(22kg) | 背面式 | 開:W52×D71×H102 閉:W32×D20×H48 |
6.2kg | 110~130° | 14cm | 前輪のみ | 42cm | 2段階 | なし | 小さめ 窓なし |
イージーS B2 | 生後6~4歳頃(22kg) | 背面式 | 開:W45×D80×H103 閉:W45×D32×H68 |
7.3kg | 121~136° | 13.5cm | 4輪すべて | 47cm | 2段階 | あり | 大きめ 窓あり(フラップ式) |
イージーS | 生後6~4歳頃(17kg) | 背面式 | 開:W45×D80×H103 閉:W45×D25×H53 |
5.9kg | 125~150° | 13.5cm | 4輪すべて | 40cm | なし | なし | 小さめ 窓あり(ファスナー式) |
持ち運び&コンパクト収納なら「リベル」
日常的に持ち運びや、玄関先・車でのコンパクト収納を求めるならリベルです。サイベックスのB型ベビーカーは実質リベルのみ。
生産終了・廃番【イージー】シリーズ
サイベックスの「イージー」シリーズはすべて廃番となっています。
中古市場で探す方のために、基本的なスペックを紹介しておきます。
イージーS2
- 生後1か月~4歳頃(22kg)
- 背面式
イージーS2はサイベックスのA型ベビーカーで唯一の背面式でした。
日本のベビーカーで一般的な14cmシングルタイヤが採用され、リクライニング(121°~160°)は紐で調節するタイプ。帆のメッシュ窓、ワンタッチで簡単に小さく折りたたみなど便利機能も満載な機種です。
日本では「A形ベビーカー=両対面」が主流です。そのため、背面式は需要がなかったと推測されます。
イージーS ツイスト2
- 生後1か月~4歳頃(22kg)
- 両対面(360°回転シート)
- 全輪にサスペンション
イージーS ツイスト2は、タイヤ径も小さく、全体的にシート&ハンドルが低めに設定されていて、都会の舗装された道路での取り回しに限定されるイメージです。
POINT1、360°回転式
対面・背面への切り替えがシートを回すだけでOK。フレームはそのままなので、対面・背面で押しやすさが変わらないのも魅力です。
ただ、フレーム上で回すためにシート幅がやや狭い作りになっている点はご留意ください。
イージーS
イージーSはシリーズの初期モデル(2018年3月発売)
現在は廃番となり、中古市場で探すしかありません。
- 生後6か月~17kgまで(B型)
- 全輪サスペンション
- 帆にメッシュ窓あり
- 5.9kgと軽量
イージーSは全輪サスペンション付き、メッシュ窓付きの帆に加え、デザイン性の高さがありました。そのため、かなり売れた人気機種です。
リベルが2020年11月に発売されたことで、スペックが似てるイージーSは廃盤になりました。けど、リベルの帆はメッシュ窓がありません・・・。そのため、中古でよければメルカリなどでイージーSを探すのもありだと思います。
イージーS B2
2020年1月に発売されたイージーS B2。
- 生後6か月~22kgまで(B型)
- 全輪サスペンション
- 帆が大きめ(B型の中では)
- バンパーバー付き(フロントガード)
イージーSと比較して、良い点は【帆が大きい&~22kgまで使える】。デメリットは【本体が7.3kgと重い】こと。
重量が重くなったことで、安定感を重視したB型ベビーカーという印象。見た目的にもB型というよりA型に近いです。
日本でのB形ベビーカーは「軽さ」や「持ち運びやすさ」が重視される傾向があり、イージーS B2は真逆の商品でした。そのため、正直これはあまり売れなかったようです。
*中古市場で探される方へ。イージーS B2も3つ折りですが、イージーSや現行モデルのリベルと比べると大きいです。サイズ確認は忘れずに。
まとめ
サイベックスのベビーカーをまとめましたが、どうでしたか?
日本向けに開発されたメリオ(A型)や、コンパクト収納できるリベル(リベル)を筆頭に、オシャレで高級感のあるベビーカーが揃っています。
まわりと違いを出したい方はサイベックスのベビーカーを検討しましょう。