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殺人の門を読み終わっての感想。東野圭吾っぽくない!?

どうも。専業主夫クロップです。

つい先ほど、東野圭吾「殺人の門」を読み終わりました。

読み終わった熱量のままブログに感想を書いていこうと思います。

 

東野圭吾といえば小説を読み慣れていない人でも読みやすい作家さんというイメージがあるんですが・・・・殺人の門は初心者には面白くないかも(;^ω^)

殺人の門のあらすじ

タイトルになっている「殺人の門」とは、殺人を犯す境界線みたいなもので、その一線を主人公が超えるかどうか?を描いた作品。

父が歯医者の裕福な家に生まれた田島(主人公)が、小学校の友人?倉持によって、人生を悪い方、悪い方へと導かれてしまうことで、殺したいという気持ちを高めていきます。

 

で、最後に倉持を殺すのか?どうするの?って感じの小説です。

 

爽快感、すっきり感はありません。

東野圭吾は、「トリック」や「読んだあとのすっきり感」がある小説が多いんですが、殺人の門は趣向が違います。

ネガティブどろどろといったワードがしっくりくる小説ですww

そのため、東野圭吾っぽくない小説ですね。

けど、読みやすさは相変わらず素晴らしいと思います。

殺人の門の感想。ちょっとネタバレ。

友人(?)の倉持によって、田島にはずっと悪いことが起こります。

学生時代

  • 賭け囲碁で騙される
  • 呪いの手紙に名前を書かれるw
  • 好きな子を奪われる

社会人

  • ねずみ講の片棒を担がされる
  • 好意を寄せた女性と倉持が結婚する
  • 怪しいビジネス関係で翻弄されるww

 

倉持が悪いのは分かるけど、ぶっちゃけ田島(主人公)がアホすぎる。

絶対に騙されるって分かってるのに、関わってしまう田島にだんだん腹が立ちます(´-ω-`)

まぁその辺が裕福な家庭に生まれた「おぼっちゃん」という感じで、田島のキャラ設定ですね。

 

全体的に「リアルな人間像」を書いたんだなと思います。

最終的には〇〇〇。

ネタバレになるので書きませんが、「・・・・。」って感じですね。

まぁリアルさを追求すると、こんな感じだろうなぁ~って思います。

実際の殺人って緻密な計画とかはなくて、よくニュースとかで聞く「カッとなって殺した」というのがほとんどですよね。

それを小説でも再現したのが殺人の門です。

 

個人的には田島が最初に思っていた薬物による殺人を計画的に実行して欲しかったというのが本音です。もっとかっこよくスマートに。

けど、田島という人物にはそれは到底無理だったかなと。

だって真面目でアホすぎるからww

そんな小説です(;^ω^)

評価 : ☆☆★★★(5点満点中、2点)

あくまで僕の評価ですが、わざわざ読む必要はないかな(;^ω^)

なんか全体的にパッとしないんですよね。数年後にはおそらく内容を忘れている小説です。

東野圭吾を読むなら、他にもっと良い作品があります。東野圭吾のおすすめをまとめてるので良かったら。

ただ、人間の愚かさ・欲望・弱さをリアルに描いた小説が読みたいなら、読んでみてもいいと思いますが、そうじゃない人は違うのを読みましょう!笑。

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