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【高村薫】レディージョーカーの感想。最終ページの「ある一文」で鳥肌が!?

こんにちわ。専業主夫クロップです。

高村薫さんのレディージョーカーを読んだので感想を書いてみます。

3冊(上・中・下)あるので読みごたえは十分。

警部補である合田雄一郎シリーズの3作目にあたります。

MEMO
1作目はマークスの山、2作目は照柿。

レディージョーカーのあらすじ

大手ビール会社「日之出ビール」から、犯人グループが20億円を奪うというストーリー。

20億円を奪う方法は身代金。

社長の城山恭介を誘拐するが、すぐに開放し、実際の人質は「日之出ビールの企業イメージ」という一癖ある手法になっています。

なるほどなぁ~って思う身代金の要求の仕方ですね。

 

タイトルになっている「レディージョーカー」は誘拐犯グループの名前で、この犯人グループは競馬仲間。毎週末、競馬場でなんとなく一緒にいただけの6人がチームを組みます。

この設定は面白い!

日常生活では関わりのない6人なので、足がつかない点も考えられてるなぁと思うわけです。

 

伏線を全て回収してほしい人は読むな!笑

レディージョーカーの中では謎のまま終わることが多い。

  • 根来の失踪
  • 布川や高(犯人グループ)はどうなったのか?
  • 20億円の行方

etc・・・。

伏線のように書かれている内容を回収せずに終わりますww

読み終わった時に「あれ?〇〇はどうなったの?」と疑問に思うことが絶対に1つは浮かぶはず(;^ω^)

そのため、全て回収してくれないと気が済まない人にはおすすめできません。

 

レディージョーカーの感想

1番良かったのは視点が変わること。
【犯人グループ⇒警察⇒新聞記者⇒犯人グループ・・・以下ループ】という風に目線を変えつつ、ストーリーが進んでいくのは読んでて楽しかった。

同じ部分を複数の目線で書くのではなく、場面場面で目線を変えながら物語が進むのでストレスなく読める。

 

警部補の合田雄一郎シリーズ3作目ですが、あんまり主役感はなく、主役が複数いるという感じ。それぐらい個性が強いキャラで構成されている点も魅力。

高村薫と言えば、「詳細でリアルな描写」ですが、レディージョーカーでも健在です。

大企業の内情から競馬まで幅広い知識で書かれているため、良く言えば詳しく書いてあるけど、悪く言えばくどいww

 

全てはある1文のために書かれた作品。

これはクロップの個人的な意見になりますが、

レディージョーカーは最終ページに書かれた1文が全てです。

 

ある一文とはこれ。

男はトマトでいっぱいのかごを抱えて草地のほうへ駆け出しながら、もう1度「レディ、トマトだぞ!」と叫んだ。

 

は?ってなりますよね・・・これだけ読んでも意味が分からないはずww

けどね、ほんとに書き方がうまいなぁ~って思います。

僕は鳥肌が立ちましたよ。

これだけのために読んで欲しい小説ですね!笑。

 

評価 : ☆☆☆☆★(5点満点中、4点)

メインの”身代金を奪う”というのはありきたりですが、その方法や犯人グループの設定は秀逸。

少々中だるみはするものの、最後まで楽しく読めるのは間違いありません◎

以下の人なら読む価値あり。

  • 刑事ものが好き
  • ボリュームのある小説が読みたい

僕の中でもベスト20には入る作品です。

高村薫さんを初めて読むなら、レディージョーカーでいいと思いますよ。

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