クルムーヴアドバンスの違いとは？通常モデルと比較して分かるメリット

クルムーヴスマートの上位機種として発売された「クルムーヴアドバンス」

違いを比較しながらポイントを紹介していこうと思います。

▼クルムーヴアドバンスの違いはこんな感じ▼

・新安全基準R129（後向きの使用期間が長い）

・ドア側の衝撃対応

・乗せ降ろしがしやすい

・背面のクッション性は劣化した！？

クルムーヴスマートに比べてクルムーヴアドバンスの安全性と使い勝手が向上しています。

それでは１つずつ詳しく見ていきましょう。

クルムーヴアドバンスの安全性の違い

アドバンスは安全基準R129のチャイルドシートなので、後向き・前向きを身長に合わせます。

クルムーヴアドバンス

クルムーヴスマート

R129

R44

後向き：身長40cm～105cmまで

前向き：身長76cmかつ月齢15カ月以上～105cmまで

後向き：体重2.5kg～13kg未満まで

前向き：体重9kg以上～まで18kg以下

▶メリットは後向きの期間が長いこと◎

クルムーヴアドバンスは身長105cm（男の子で４歳頃）まで後向きで使える仕様になっています。

さすがに４歳頃まで後向きで使うことはないですが、それぐらい長い期間安全性の高い後向きで使えるチャイルドシートだということです。

＊ちなみにクルムーヴスマートの後向き13kgまでは男の子で２歳半頃です。

クルムーヴアドバンスは側面衝突試験をクリア。（R129で追加された項目）

側面からの衝撃吸収力を高めた「サイドプロテクションアドバンス」を搭載し、クルムーヴスマートよりもドア側の衝撃から赤ちゃんを守る性能がUPしています。

クルムーヴアドバンスでは乗せ降ろしがしやすくなる３つの工夫が見られます。

・タング（バックルに差し込む部分）が横側に固定されるストッパー機能

・バックルが手前側に倒れやすくして、お尻の下敷きになりにくい

・回転させた場所で簡易的にストップがかかる

これらの機能によってクルムーヴスマートに比べてクルムーヴアドバンスは圧倒的に乗せやすいのが特徴です。

クルムーヴアドバンスはエッグショックの搭載か所が減っています。

クルムーヴアドバンスでは背面のエッグショックがなくなりました。

（クルムーヴスマートJNにのみ採用されていた背面クッションも非搭載）

ただしR129に適合していることから、背面のエッグショックをなくしたことによる安全性の劣化はありません。

MEMO

公式サイトで廃止した理由は記載がないので憶測になりますが、コスト面？もしくはエッグショックの沈み込みが逆に悪影響になる？とかではないのかなと考えられます。

スペックを比較してみます。

＊どちらも最新モデルです。

商品名	クルムーヴアドバンスJP	クルムーヴスマートJN
発売日	2022年3月	2020年10月
安全基準	R129	R44
月齢	新生児～4才頃（身長40cm～105cmまで）	新生児～4才頃（適応体重18kg以下）
サイズ(mm)	後向き：W450×D640～720×H670～765 前向き：W450×D526×H720～870	後向き：W460×D655～735×H620～770 前向き：W460×D526×H675～845
重量	11.5kg	12.2kg
取付方法	ISOFIX	ISOFIX or シートベルト
サイドプロテクション	サイドプロテクションアドバンス	サイドプロテクションα
タングストッパー	〇	×
イージーバックル	〇	×
回転	360°回転（簡易ストッパーあり）	360°回転
背面クッション	×	〇
肩ベルト素材	ニット	メッシュ
共通機能	リクライニング（３段階）、ヘッドレスト（８段階・肩ベルト連動）、エアスルーシステム、洗濯機OK
価格	約56,000円	約55,000円（シートベルト取付は約51,000円）