アップリカのラクーナシリーズから、今回はラクーナクッションを解説します。
ということで、ラクーナクッションの種類と違いをお伝えします。
この記事ではラクーナクッションのシリーズをすべて紹介。
AFとAEとADの違いはもちろん、フリーやビッテの違いも解説するので何でも聞いてください。
ラクーナクッションAGが発売されました。詳しくは別記事を参考にしてください。
目次
【はじめに】ラクーナクッション・ビッテ・フリーの違い
アップリカのラクーナクッションは大きく分けて3つに分類されます。
・ラクーナクッション
・ラクーナビッテクッション
・ラクーナクッションフリー
名前からも分かるように、基本構造は一緒で+αの機能が追加されているという違いになります。
2023年、2022年モデルと毎年発売されています。
ラクーナクッションAF・AE・ADの違い
2024年モデル「ラクーナクッションAG」が発売されました。
詳しくは別記事(⇒ラクーナクッションAGとAFの違い)をご覧ください。
- ラクーナクッションAF:2023年4月
- ラクーナクッションAE:2022年4月
- ラクーナクッションAD:2021年4月
毎年マイナーチェンジしながらNewモデルが発売されているのが分かります。
~進化の歴史を簡単解説~
・ラクーナクッションAD・・・ωクッションが初めて搭載
・ラクーナクッションAE・・・本体シートの厚み30%UP。ベースシートの背中もメッシュに。
・ラクーナクッションAF・・・頭部への振動軽減。座席の温度上昇を防ぐ性能UP。
大幅な変更ではなく、マイナーチェンジといった感じです。
ベビーカーのサイズや重量、タイヤサイズなど基本的な部分は変わっていません。
それでは最新モデル【AF】と、1つ前の【AE】を比較していきます。
ラクーナクッションAFとAEの違いは「ショックレスマモール」と「反射板の拡大」
- ショックレスマモール
- Wサーモメディカルシステムの変更
ショックレスマモールが初搭載
- ラクーナクッションAF:ショックレスマモール
- ラクーナクッションAE:頭マモール
頭マモール⇒ショックレスマモールへと進化しました。
ヘッドパッドのクッション素材に、衝撃吸収素材「Gブロック」が新搭載され、衝撃が約半分になったそうです。
頭部への振動を軽減してくれる改良となっています。
反射板の拡大
ラクーナクッションAFでは反射板が大きくなり、通気口も広くなりました。
これにより座席の温度上昇を防ぐ性能がUPしています。
【比較表】
おさらいも兼ねて、スペックを比較してみます。
2つ前のADはもう在庫がありませんが、比較対象として見てください。
*横スクロールできます。
月齢 | オート4輪 | サイズ | 重量 | タイヤ | シート高 | リクライニング | メディカル成長マモール | 本体シート素材 | ベースシート | 反射板 | 座面クッション | イージーベルト | バスケット | お手入れ | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラクーナクッションAF | 生後1カ月~36カ月 | 〇 | 開:W456×D836×H1001 閉:W456×D328×H995 |
5.2kg | 14cmダブルタイヤ | 53cm | 121°〜164° | ショックレスマモール 腰マモール |
シルキーエアー(背中厚み30%UP) | 全面メッシュ | ◎ | ωクッション | 〇 | 27.2L | 洗濯機 | 約47,000円 |
ラクーナクッションAE | 生後1カ月~36カ月 | 〇 | AFと同じ | 5.3kg | 14cmダブルタイヤ | 53cm | 118°~166° | 頭マモール 腰マモール |
シルキーエアー(背中厚み30%UP) | 全面メッシュ | 〇 | ωクッション | 〇 | 26.2L | 洗濯機 | 約43,000円 |
ラクーナクッションAD | 生後1カ月~36カ月 | 〇 | 開:W452×D841×H995 閉:W452×D356×H986 |
5.4kg | 14cmダブルタイヤ | 53cm | 118°~167° | 頭マモール 腰マモール |
シルキーエアー | 座面のみメッシュ | 〇 | ωクッション | 〇 | 26.9L | 洗濯機 | 新品はなし× |
おすすめは「ラクーナクッションAE」
ベースシートが全面メッシュになって、クッション性も向上したモデル。1つ前の機種なので、値崩れして安くなってるのも魅力です。
快適性は「ラクーナクッションAF」
最新モデルです。頭部への振動軽減、座席の温度上昇を防ぐ性能UPと、赤ちゃんの快適性が向上しています。
▶ラクーナクッションADは中古市場。
スペック的には申し分ない機種ですが、2021年モデルのため新品はありません。
ラクーナビッテクッションの違い
ラクーナビッテクッションはラクーナクッションの性能はそのままに、+αの機能が追加。
アカチャンホンポ限定で毎年newモデルが発売され、ナンバリングは2023年モデル・2022年モデルと発売年が記載されているので分かりやすいです。
+αの機能
- マルチハンドル
- エアスルーシート
- 帆の調節機能
▼マルチハンドル
身長に合わせてハンドル角度を7段階で調節できる「マルチハンドル」を搭載。
ベビーカーを折りたたんだ時にハンドルをたためて高さを低くできる点も魅力です。
▼エアーシート
ベースシート&本体シート+「エアーシート」が付いています。
1枚多いことでラクーナビッテクッションの方が赤ちゃんの座り心地が向上しています。
▼帆の調節機能
帆を広げた状態で、前後に位置を動かす「調節レバー」付きです。
前からの日差しがキツイ時など重宝します。
2023年モデル・2022年モデルの比較
ラクーナビッテクッションは、通常のラクーナクッションに合わせて毎年4月に新しいモデルが発売されています。
- ラクーナビッテクッション(2023年モデル)=ラクーナクッションAF
- ラクーナビッテクッション(2022年モデル)=ラクーナクッションAE
そのため、ラクーナビッテクッション2023と2022の違いはAFとAEの違いがそのまま当てはまります。
ラクーナビッテクッション2023年 | ラクーナビッテクッション2022年 |
ショックレスマモール 腰マモール |
頭マモール 腰マモール |
反射板が大きくなった (Wサーモメディカルシステム) |
反射板が通常サイズ (Wサーモメディカルシステム) |
27.2L(カゴ容量) | 26.2L(カゴ容量) |
ラクーナビッテクッションは2022年モデルが54,780円、2023年モデルが62,480円です。ラクーナクッションAFが通販で48,000円まで下がっているので、個人的にはラクーナクッションAFやAEをおすすめします。
ラクーナクッションフリーの違い
ラクーナクッションフリーは真横スライド機能が搭載されたベビーカー。
街中など人が多い場所や、カフェなどでテーブル横に付ける時などに重宝します。
ベビーカーのあれば便利な機能の代表格だと思います。
ラクーナクッションフリー「プラス」の違い
- アカチャンホンポ限定
- ハンドル角度が7段階の「マルチハンドル」
- 本体シート&ベースシートに「エアーシート」を追加(合計3枚)
- 帆の位置を前後に動かせる「調節レバー」付き
この3つの追加機能はラクーナビッテクッションと同じです。
ラクーナクッションフリーACとABの違い
一般販売されているラクーナクッションフリーACとABの違いは、ラクーナクッションAFとAEの違いと同じです。
- ショックレスマモール搭載
- Wサーモメディカルシステムの反射板が大きくなった
頭部への振動軽減、座席の温度上昇を防ぐ性能UPと赤ちゃんの快適性が向上しています。
値段が下がってきたらABも狙い目です。
ラクーナクッションシリーズのおすすめ
ラクーナクッションシリーズの違いを見てきましたが、最後におすすめを紹介させてください。
おすすめ①「ラクーナクッション」
基本モデルにして高スペックのベビーカー。両対面オート4輪の中でも申し分ない機種です。
最新モデルはAFですが、1つ前のAEが値崩れしているので狙い目となります。
おすすめ②「ラクーナクッションフリー」
真横スライド機能を搭載した上位モデル。
ACとABの価格が通販でも同じため、新しい「ラクーナクッションフリーAC」がおすすめです。
おすすめ③「ラクーナビッテクッション」
ラクーナクッションの性能はそのままに、マルチハンドルやエアーシートなどを追加したアカチャンホンポ限定モデル。
マルチハンドルが欲しい方はラクーナビッテクッションおよびラクーナクッションフリープラスになります。
追加機能および店頭販売のため、価格がやや高い点はご留意ください。
まとめ
以上、ラクーナクッションの種類と違いでした。
2023年4月に発売されたモデルには、新たにショックレスマモールが初搭載となりました。頭部への振動軽減はもちろん、より赤ちゃんの快適性が向上しています。各機種ともに旧モデルの在庫があるうちは、価格差で比較検討したい状況です。
ラクーナクッションは基本モデルでも十分なスペックとなるため、1番人気なのはラクーナクッションAEやAFです。マルチハンドルが欲しいならアカチャンホンポ限定モデル(ビッテ、フリープラス)になります。
真横スライド機能が欲しい方はラクーナクッションフリーです。ちょっと高いですが、それだけの価値はあると思います。