アップリカのチャイルドシート「クルリラ」
従来通りの回転式イス型ですね。
ということで、アップリカ クルリラの種類と違いを解説します。
この記事では実際にアップリカに問い合わせて分かったクルリラの違いをお伝えします。
クルリラ プラスライト・プライト・ビッテエックスの比較はもちろん、R44のクルリラADとACの違いも解説しているので参考にしてください。
目次
クルリラシリーズの比較。まずは種類を分類する
クルリラシリーズは安全基準R44とR129があります。
現行モデルはドア側の衝撃対応&身長で合わせるようになったR129です。
-R129のクルリラシリーズ-
・クルリラ プラス ライト
・クルリラ プライト
・クルリラ ビッテエックス(AB)
・クルリラ ビッテプロテクト ←在庫切れ
・クルリラ プラスAB ←在庫切れ
一般販売されている「クルリラ プラス ライト」の他、店舗限定モデルが2機種あります。
-R44のクルリラ-
・クルリラ AD
・クルリラ AC
旧安全基準R44は2023年8月末で生産終了しました。もう新品で購入するのは難しいと思いますが、中古市場で探す方の為に違いを紹介します。
【R129】クルリラシリーズの違いを比較
それでは新安全基準R129のクルリラを比較していきます。
- クルリラ プラス ライト
- クルリラ プライト
- クルリラ ビッテエックス(AB)
クルリラ プラス ライト
2023年4月に発売されたクルリラプラスライト。
現行モデルの中で、R129の基本モデルとなります。
ドア側の衝撃対応のため、本体ヘッド左右にもマシュマロGキャッチが搭載してあり赤ちゃんの頭部を守る設計です。
7段階リクライニングやフットステップなど性能面も申し分ありません◎
▶R129のクルリラシリーズで唯一、一般販売されている機種。
クルリラ プライト
2023年4月に発売された「クルリラプライト」はアカチャンホンポとベビーザラス限定モデルです。
最初に紹介したクルリラ プラス ライトとの違いは以下の通り。
- 前向き回転防止ロック
- レッグサポートインジケーター
- オープンサイドシールド
- サイドターンレバー
- リクライニング6段階(-1)
- フットステップなし
15か月未満に間違って前向きで使用しないためのロック機能や、足元の突っ張り棒がしっかり地面に着いているかを確認できる「レッグサポートインジケーター」があり取付面で安心です。
その他、股ベルトを起こすと自動で開く「オープンサイドシールド」や、回転させるレバーが左右に配置された「サイドターンレバー」など使い勝手も◎
そのかわり、リクライニングが6段階(マイナス1段階)と少なくなって、フットステップがありません。
店舗限定モデルということで、差別化した商品。取付時の安心感を得る機能がプラスされているのが特徴です。ベビーザラスが、楽天とヤフーに出品しているので通販で購入可能。
クルリラ ビッテエックス(AB)
「クルリラ ビッテエックス」はアカチャンホンポ限定モデルです。
クルリラ プライトと比べて、以下の違いがあります。
- セパレート構造
- スムーズベルトホルダー
- リクライニング5段階(-1)
特徴はセパレート構造!
- 車のシートに取付しやすい
- 2つの車で共有できる
ベース(土台)と本体が分離するので、車への設置がラクです。さらに別の車にベースを取り付けておけば、本体を乗せ換えるだけで共有できるメリットもあります。
あとは、肩ベルトを左右に留めておける「スムーズベルトホルダー」で乗せやすさもプラス。
リクライニング5段階(クルリラシリーズで1番少ない)のがデメリットです。
2022年にクルリラ ビッテエックス、2023年にクルリラ ビッテ エックスABが発売。
ABは背中のクッション性がUPし、帆が大きい(すっぽり覆える)です。
【比較表】
詳しいスペックを比較してみます。
*横スクロールできます
取付 | 構造 | 回転レバー位置 | インナークッション | リクライニング | ヘッドレスト調節 | ベルトホルダー | サイドシールド | フットレスト | シート素材 | お手入れ | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クルリラ プラス ライト |
ISOFIX/レッグサポート | 一体型 | 座面下の中央 | マモールクッション | 7段階 | 6段階 (肩ベルト連動) |
× | × | 〇 | メッシュ | 洗濯機 | 約45,900円 |
クルリラ プライト |
ISOFIX/レッグサポート (インジケーター付き) |
一体型 | 座面の左右 (前向き防止ロック付き) |
マモールクッション | 6段階 | 〃 | × | 〇 | × | 〃 | 〃 | 約55,000円 |
クルリラ ビッテエックス |
ISOFIX/レッグサポート (インジケーター付き) |
セパレート | 座面の左右 (簡易ロック付き) |
全身マモールクッション | 5段階 | 〃 | 〇 | 〇 | × | 〃 | 〃 | 約65,000円 ABは79,200円 |
▶おすすめはクルリラ プラス ライト
リクライニング7段階とシリーズで1番微調整が可能。R129のクルリラで唯一、一般販売されているため通販で安く買えます。
▶取付の安心感をプラス「クルリラ プライト」
レッグサポートインジケーターや15ヶ月未満の前向き防止など、取付・使用時の安心感がプラスされています。
アカチャンホンポ・ベビーザラス限定。ベビーザラスが楽天とヤフーに出品中。
▶セパレート構造の「クルリラ ビッテ エックス」
ベースと本体が分離するので付けやすい&車が2台ある方は乗せ替えしやすいのがメリットです。アカチャンホンポ限定のため店舗へ足を運んでください。
【R44】アップリカ クルリラACとADの違い
まずお伝えしたいのが・・・
クルリラACとADの安全性や機能性は同じ!
この2つはほぼ同じ商品です。
しかし、商品名が違うのは以下の違いはあるからです。
- 発売日
- シートの構造・素材
- カラー
1つずつ見ていきますね。
発売日の違い
- クルリラAD:2020年10月
- クルリラAC:2017年7月
クルリラADの方が新しいモデルですね。
シート構造・素材の違い
ここが1番の違いになります。
- クルリラAD:シルキーエアー
- クルリラAC:スプリング構造体ブレスエアー
新しいクルリラADには汗をかきやすい背中とおしり部分に通気性、クッション性、体圧分散性がある「シルキーエアー」が採用されました。
ADの方が通気性&クッション性が優れています◎
カラーの違い
▼クルリラAC(2017年)は3色
▼クルリラAD(2020年)は2色
新しいクルリラADの方が見た目も洗練された印象です。
テラコッタは・・・不人気だったかなw
ネイビーとグレーの2色展開になっています。
他メーカーの比較対象は?
クルリラとよく比較されるのがコンビのクルムーヴです。
「回転式、シートベルト取付、R44」と性能が似ているため、当ブログでも比較してみました。良かったら参考にしてください◎
クルリラとクルムーヴを比較!回転式イス型チャイルドシートはどっちがいい?まとめ
アップリカのクルリラシリーズを比較しましたが、どうでしたか?
種類に明確な違いがあり、基本のクルリラ プラス ライト、取付の安心感があるクルリラ プライト、セパレート構造のビッテエックスとR129でも豊富なラインナップです。
一般販売されているクルリラ プラス ライトは安く買えるので第一候補になります。
旧安全基準R44のクルリラAD(AC)はもう新品で購入するのは難しいと思います。